メルボルンが次の緩和に移行するために政府が基準にした必要な条件が2つあります。
1)直近14日間の新規感染ケースの平均数が5ケース未満
2)直近14日間の感染経路不明ケースの合計が5未満
この2つの条件を満たすことで次の段階に移行できるわけですが、感染経路不明ケースに関しての細かいデータが公表されてなかったのですが、CHOがTwitterで公開した資料を参考に状況を解説してみましょう。
まずは過去14日間の状況を表で見てみましょう。
DATE | 10/3 | 10/2 | 10/1 | 9/30 | 9/29 | 9/28 | 9/27 | 合計 |
Unknow | — | — | 1 | 1 | 2 | — | — | 4 |
Under Investigation | 8 | 3 | 3 | — | — | — | — | — |
DATE | 9/26 | 9/25 | 9/24 | 9/23 | 9/22 | 9/21 | 9/20 | |
Unknow | — | — | 2 | 3 | 3 | — | 1 | 9 |
Under Investigation | — | — | — | — | — | — | — | — |
上記の数字で現在の合計13が算出されています。そしてこの感染経路不明に関しては後日に経路が判明する場合もあるので、この数字に関しては今後の動向でも減少する場合もあります。
さて、現在調査中になっているケースが10/1〜10 /3の期間で14ケースあります、この14ケースの判明できない場合には、かなり厳しい状況になるとも言えますが、まずは9/25から14日間を足した日、10月8日が現状では5未満になる可能性が高い日になります。ただし現在調査中の案件の動向次第でもあるし、9/22〜24に記録されている不明経路の判明などがあればもう少し早く5未満が実現する可能性もあります。
ともかく平均値と違って14日間の統計数なので、なかなか厳しいと言えます。
ともかくこの数字は上記の表に書かれている数字も今後の調査の判明具合では減る可能性もありますし、現在Under Investigationになっている中から加算もされる可能性もあるわけで、なかなか先が読みにくいデータでもありますが、数字の内情が少し見えてきた事で少し先の展開が予測できる様にはなったかなと思います。

追記
DATE | 10/4 | 10/3 | 10/2 | 10/1 | 9/30 | 9/29 | 9/28 | 合計 |
Unknow | 1 | — | — | 1 | 1 | 2 | — | 5 |
Under Investigation | 8 | 3 | 3 | — | — | — | — | |
DATE | 9/27 | 9/26 | 9/25 | 9/24 | 9/23 | 9/22 | 9/21 | |
Unknow | — | — | — | 2 | 3 | 3 | — | 8 |
Under Investigation | — | — | — | — | — | — | — | — |
上記のグラフは10/3までのデータ、そして上記が10/4の推測データ。
感染不明ケースが13のままで動かないのは9/20の1が消えても、加算があるからという推測になります。さてここで問題なのは直近1週間の中にすでに5ケースが含まれている事、そしてもし仮にこの先不明ケースがゼロだとしても29日の2ケースが14日間は5を維持するという事になり、10/13にならないと5未満になれない。(もちろん追跡チームが後日に感染源を突き止めればその10/13よりも前に数字が動きますが。。。)
さて、緩和移行のタイミングを考えると19日から移行するには、もうこれ以上感染経路不明が出てしまうと厳しいという事です。
つまりこの執筆時は10/5ですが、もし今日大きな数字が出れば、それを消すのに必要なのは14日間かかるわけですので、10/19になって初めて今日の数字が消えます。要するに緩和のタイミングが遅くなるということになります。